香港ファンの方のスタパライブレポートです!

あまりに感動大作なので かってにコピペさせていただきました。
(ご迷惑でしたら お気軽に削除希望とおっしやってくださいねー(笑)
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 昨日は1日休暇をとるはずが、とりあえず朝から出勤。午前中でお休みをとる決意で昼食を用意していなかったのに、これも急遽喫茶店で調達。一旦自宅に帰ってから着替えて出直すということになるとタイムリミットは2時半ぐらい。そんなわけで何とか強引に仕事ぶっちしてライブにGo!

 吉祥寺到着は18:05ごろ。おお約30分あるじゃないですか!そんなわけで1店だけ狙い澄ましてココナツディスク吉祥寺店に。シングアロングバケーションでかねてより興味があった物件を入手。ほかフォークロック棚には黒坂正文さんの「We Can Stand」の自主制作(NOF-1)オリジナル盤があって、買おうかどうか逡巡しつつ今回は見送り。オリジナル番号を手書きでベルウッド番号帯のOF-28に書き直してあったり、スリーブがキングカスタム(青)だったりしてなかなか興味は尽きなかったのですが1,575円が妥当かどうかちょっと熟考を要したもので、、、。次回まで棚に残っていたら縁だと思って買うことにしました。さてそんなことをしているうちにちょっと時間が過ぎてスターパインズカフェ到着は18:35。既に開場してました。
 この日のスターパインズカフェはビールフェア!いつもとちがってビールメニューが増えてる。グラスビール、ジョッキビール(中)600円→(大)800円→(特大)1,200円だって。入り口で聞いたら特大は概ね1リットルとのこと。とりあえずGo!Go!特大ということで。運ばれてきたジョッキはコースターからはみ出す盛りの良さ(笑) おつまみも揃ってライブの準備完了です。なお、香港フラワーズ以外の方は初見なので曲目など聞きとれなかったり、メンバーのお名前の漢字がわからなかったりしますが、ご存知のかたフォローいただけると嬉しいです。

☆ スターパインズカフェコレクション
   吉祥寺スターパインズカフェ 2,300円(前売)/2,600円(当日)
   2006年7月24日(月)18:30開場、19:00開演
【SAI】キナシトオル(g)、SAI(Vo)
【クサノヒロミ】
半崎美子】エジリヤスタロウ(g)、アベミノル(ds)
   ???ユウゾウ(b)、コジマキヨミ(p)
【佐藤マサ&香港フラワーズ】
    佐藤マサ(Vo、Cho)、野田ユカ(Vo、P、Cho)
      押尾晃一(b)、岩出なつみ(Vin)、原田優介(Ds)


【Sai】
  ◆ FLYING MAN
  ◆ 夜と雨と死神
  ◆ 声
  ◆ シャララ
  ◆ 君想う
  ◆ 色彩

 生ギター2本にヴォーカル。シンプルながら非常に音圧の高い演奏です。「俺は俺の声が好きで。だから歌ってる。」3曲目「声」を前にしたMCが印象に残りました。作務衣に黒い鼻緒のサンダル。Saiさんは長髪に無精ひげ、ギターのキナシトオルさん(漢字不詳)は仏陀のようなお団子あたま。曲と演奏とのミスマッチが面白いですね。ネオ・ヴィジュアル系とでもいいましょうか。ボソッとしたMCと相まって不思議にインパクトありました。

【クサノヒロミ】
  ◆ いつかの空の下で
  ◆ 今を生きる
  ◆ はちみつぱい
  ◆ 白昼夢
  ◆ エチュード
  ◆ ステップ・ラタタ

 ピアノ1本の弾き語りですが、バンド演奏を聴いているいるかのようなダイナミックなステージでした。関西テイストで小気味よいMCは浜田マリさんのよう。どちらも音楽もMCも聴いていて楽しくなりました。自在に繰り出されるピアノとヴォーカルは、ふと矢野顕子さんの出前コンサートを思い出させたり。実際に似ているということではなくピアノ1本の演奏から発されるオーラみたいなものかも。
 個人的に半音に弱いところがあります。1曲目「いつかの空の下」には不思議な半音が仕込まれていてとても印象に残りました。はちみつぱい、白昼夢というタイトルのセンスもちょっと注目。ライブ後CDを2枚買いました。


半崎美子
  ◆ ここにいて
  ◆ 光
  ◆ 夏恋
  ◆ TAKE(FAKE?)
  ◆ GIFT
  ◆ (タイトル不詳)
  ◆ 旅路

 個人名義のステージですがバンド構成。ソロ+サポートなのでしょうか。スタート時に着用していた白いドレスをライブ中盤で脱ぎ捨て、ルーズなオーバーオールに変身。絵になる方ですね。ストレートなJ-POPという印象でした。

【佐藤マサ&香港フラワーズ】
  ◆ なごみ
  ◆ 羅紗綿夜曲
  ◆ 旅芸人
  ◆ 幻のスウィング
  ◆ 場末哀歌(スロー・ヴァージョン)
  ◆ ニッポニーズドリーム
  ◆ 復讐の中華街
  ◆ 桃娘
  ◆ 場末哀歌(アップテンポ・ヴァージョン)

 円盤でのデビューライブから数えて6回目、吉祥寺スターパインズカフェ(以下SPC)ということで前回に続いてヴァイオリンとドラムスが加わったフルキャスト。SPCのライブではバンド名にちなんで造花でドレスアップするのがお約束。
   佐藤さん→赤いハイビスカス(譜面台)
   野田さん→オレンジのハイビスカス(ピアノ脇)
   押尾さん→ピンクのハイビスカス(ベースのネック)
   岩出さん→白いガーベラ?(洋服)
   原田さん→黄色いハイビスカス(ブームスタンド)
 ベースに花を咲かせて演奏している押尾さんがお茶目です。岩出さんだけ花が違うのは何でだろうと思って、ライブ後に聴いたらみんなで好きなのを適当に選んだとのこと。
 ライブは野田さんと岩出さんのインストで佐藤マサさん登場!という黄金パターン。今回は「なごみ」〜「羅紗綿夜曲」でスタートしました。生ドラムを迎えた編成は前回のSPC以来ですが、グッとバンド感が増しましたね。羅紗綿にグルーヴがでてきました。
 佐藤マサさんのヴォーカルは76年のオリジナルCSWに近づいたといいますかブレスに勢いがでたように感じました。佐藤さんのヴォーカルの魅力はヴォイスそのものよりも声帯の横をすり抜けるブレスにあると思っています。ウィスパーともちょっと違うかも。旅藝人の曲間のため息が一番PAに乗ってましたねー。まさに吐息の藝人。
 ところでヴォイスといえば野田ユカさん。今回は「幻のスゥイング」〜「場末哀歌」といったJAZZ歌謡、昭和歌謡ものをソロで受け持ちました。野田さんのボイスは毎回著しい進化です。スタバの空間に魅惑のスーパーウィスパーが響き渡りました。金色のチャイナドレスも素敵でした。何しろ香港フラワーズの大地真央(!)ですからねー。
 岩出なつみさんはこれまで椅子に座っての演奏スタイルだったのが今回はスタンディングスタイル。いままでのカワイイといったイメージから、凛々しい美しさに変わりました。とはいえ笑顔と笑いが好きななっちゃん。バンドのメンバー紹介では、原田さんが「ビール大好き」、押尾さんも「ぼくもビールが好きなんで、、、」と繋いだあと「私の好きなのは、、、、油揚げです」(爆) 切れのあるヴァイオリンととぼけた言動のダイナミックレンジが素敵です。

 えーただ今23:54、まだまだ書きたいことが尽きないのですが、日付変更線が近づいたので一旦アップいたしますね。じゃつづきはまたすぐ!
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(つづきです)

 香港フラワーズになくてはならない「桃娘」「場末哀歌」もしっかり。しかも「場末哀歌」についてはスローとアップテンポの2ヴァージョンを披露してくれました。場末派にとってはたまらないライブだったのではないでしょうか。なんでも「桃娘派vs場末派」だけでなく「場末スロー派vs場末アップ派」というファン層の軸もあるんだそうです(笑)

 今回2回目のバンドライブ。最初にも書きましたがバンドとしての一体感がグッと増したように感じました。羅紗綿夜曲でのベースとドラムが作るグルーヴ感も良かったですし、ドラムスが引っ張る桃娘には今までにないのりがありました。次回8月10日の天窓スイッチにも原田さんが参加されるとのこと。岩出さんは都合が付かず4/5となりますが、これもどのような化学変化がでてくるのか楽しみですね。メンバーの都合から時に2/5となったりフルバンドとなったりの香港フラワーズ。変幻自在神出鬼没でこの先もワクワクさせてください。

 ところでライブの終わりにメンバーの方々が自分の花を客席に投げ込みました。僕の目の前には佐藤さんの投げた赤いハイビスカスが!ダイレクトキャッチしましたとも。
 トップ画像はその花なんですけどもうひとつ岩出さんがつけていた白い花も何故か一緒に。実は岩出さんは投げずにつけたままライブを終えたんですが、ライブ後にお話させていただいた折にもらっちゃったんです。すごいことだなぁ、超嬉しい。

 ビール三昧で大好きなバンドのステージを観る。実に心地よいライブでした。企画をしてくださったSPCの皆様どうもありがとうございました。結局ビールは特大×2、大1で〆て3,200円。次回のフェアでは3,000円で飲み放題みたいなのを希望!あると嬉しいな。飲み放題で香港フラワーズ!夢の共演です。