場末放談 始めます。

 本日から、今をときめく歌姫、浜田真理子さんのニューアルバム
romance の美音堂さんによる先行通販が開始されます。
(店頭販売は4月8日)
その収録曲の中に、浜田さんのオリジナルではない、
かといって、誰のカバーなのかも分からない、
場末哀歌という歌があります。

実はこの歌、今から28年前の1977年に
当時私がやっていた、香港フラワーズというバンドが
リリースしたシングルレコードのB面に収められていた歌でした。
発売元のディスコメイトレコードは当時
因幡晃♪わかってください や、八神純子♪水色の街 や
ABBA等でたいへん儲かっていて
私たちのレコードは、その税金対策なのでは?と、
噂していたものでした。
そして、当然のごとくまったく売れず、
そのまま深〜い闇の中にこの歌は消えて行きました。

その深くて長〜い眠りから目を覚まさせたのが
浜田さんの事務所の方でした。
なんでも、京都の中古レコード屋さんの片隅で
羅紗面夜曲/場末哀歌(香港フラワーズ)を偶然発見したそうで、
それを浜田さんに聞かせたところ、
場末哀歌 が、まるで浜田さんのことをうたった歌みたいと気に入っていただき、
その後の紆余曲折を過ぎ、昨年からライヴのアンコール曲として
歌われるようになり、
そして、とうとう、CDにまで収録していただきました!。
まさに、28年の時を越えて、、、という感じで感激しています!!。
今の場末哀歌 は、もう、完全に浜田真理子のオリジナルといってよいほどに
消化されています。
諦めではなく、明らめの歌、場末哀歌 をどうぞ聴いて下さいませ。

では、また。